この記事には広告・アフィリエイトリンクが含まれます。
昨日、ドイツ語を勉強した。昨日、駅へ歩いて行った。どちらも過去の話なのに、ドイツ語で現在完了にすると、前に置く動詞が違う。
ええっ、過去分詞だけ覚えれば終わりじゃないの?!
habeとbin。ここで手が止まったら、まず短い二文を並べてみよう。過去のことを伝える現在完了では、habenかseinの現在形と、過去分詞を組み合わせるんだ。
Ich habe gestern Deutsch gelernt.
私は昨日ドイツ語を勉強しました。
Ich bin gestern zum Bahnhof gegangen.
私は昨日駅へ歩いて行きました。
この二つは、説明のために作った例文。筆者の昨日の行動ではないよ。
今日は、habeとbinを選ぶところ、gelerntとgegangenを覚えるところ、それぞれを文のどこへ置くかを分けて話すね。一度に全部の例外まで抱えなくていい。まず、一つの短い文を自分で組み立てるところまで進もう!
現在完了は二か所を見る。habeとgelerntをまず見つけよう
最初の文を、ゆっくり見てみて。
Ich habe gestern Deutsch gelernt.
主語のIchは私。habeはhabenの、主語がichのときの現在形。gelerntはlernenの過去分詞だよ。
habeだけでも、gelerntだけでも、今回の現在完了の形にはならない。二つを組み合わせて見ようね。
lernenは学ぶ、勉強するという意味の動詞。この例ではDeutschを学んだことを伝えている。単語を調べるときも、lernenだけで止めず、完了の形まで確認してみよう。
Dudenのlernenの項目では、文法欄にhat gelerntという形が示されている。そこから、過去分詞がgelerntで、完了をhabenと作ることを確かめられるよ。
辞書にhatとあるのに、例文はhabeなの?と思ったら、そこは主語の違い。
辞書に示された形を、どの主語でもそのまま貼るわけではないんだ。ichならhabe。wirならhaben。後ろのgelerntは、この二つの主語を変える練習では同じだよ。
Ich habe Deutsch gelernt.
私はドイツ語を勉強しました。
Wir haben Deutsch gelernt.
私たちはドイツ語を勉強しました。
前のhabenの形は主語に合わせ、後ろの過去分詞はそのまま。あ、変える場所はそこなんだ!
現在完了という名前から、今していることだけを表す形だと受け取らないでね。IDSの文法資料では、過去に位置付けることや、現在との関係で完了した事柄を表すことが説明されている。ここではまず、昨日したことを短く話す例で形を確かめよう。
辞書のlernenにはlernteという形も並んでいるよ。これは過去形に使う形で、今回のhabeと組み合わせる過去分詞gelerntとは別。過去に関係する形だからと入れ替えず、今作っている文が現在完了なら、hat gelerntの組を手がかりにしよう。
動詞メモの欄も、原形、過去形、現在完了の組、と名前を付けて分けられる。lernen / lernte / hat gelerntと書けば、どの欄から形を取ったかを後で見直せるね。過去形との細かな使い分けは次の学習に残し、今日は現在完了の二か所を見つけよう。
ノートへ書くなら、habeを丸で囲み、gelerntに下線を引く。見た目を分けると、次に主語を変えるとき、どこを直すか確認しやすいね。
復習用の本を探すなら、『[音声DL付改訂版]しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』の公式目次では第25課が現在完了形。今の文法項目を確認する教材の候補になるよ。本の説明は後半でも触れるね。
gehenならbinとgegangen。歩いて場所を移す文へ変えてみる
次は、駅へ歩いて行く文だよ。
Ich bin gestern zum Bahnhof gegangen.
ここでは、gehenの過去分詞はgegangen。そして助動詞はseinなので、主語ichに合わせたbinを使う。
lernenの文を見た後だと、ついhabeをそのまま置きたくなるかもしれないね。でも、助動詞の選び方まで、動詞と一緒に確かめたいんだ。
Dudenのgehenの項目の文法欄では、ist gegangenという形を確認できるよ。辞書のistを、主語ichの文ではbinにする。
今度も、主語をwirへ変えてみよう。
Wir sind gestern zum Bahnhof gegangen.
私たちは昨日駅へ歩いて行きました。
ichならbin、wirならsind。gegangenは、今回の主語変更では変えない。さっきのlernenと同じように、変える場所と残す場所を分けられるね。
では、seinはどんな動詞で使うの?
IDSは、主語が表すものの位置の変化や、状態の変化を表す動詞について、seinで完了を作る場合を説明している。この例は、主語の人が駅へ歩いて場所を移すという内容だよ。
ただし、「動きがあるなら全部sein」と覚えるのは広げすぎ。
同じ動詞でも使い方や意味によって助動詞の選択が変わる場合があるし、IDSは四格の補語を取る動詞についてhabenで作ることも説明している。体が動いていそうかどうかだけで、すべての文の答えを決めないようにしよう。
最初は、辞書の完了の形を動詞と一緒に記録する方法が実用的だよ。
lernen ― hat gelernt
gehen ― ist gegangen
この二行を、同じ「過去だから」と一つの形へまとめないでね。分からなくなったら、動詞の意味だけでなく、使いたい文の意味も添えて調べる。
一方、seinを選ぶ動詞が全部移動を表すとも限らない。IDSではsein、werden、bleibenもseinで完了を作る動詞として説明されているし、位置を表す動詞には地域による違いも紹介されている。今は、規則の入口と、辞書で確認する理由があることを知っておこう。
今日練習するlernenとgehenについては、資料で確かめた形を使う。例外を怖がって一文も書かないより、範囲を絞って書き、次の動詞はまた調べる。この順で進めていいんだよ。
habenとseinの形も復習できる練習書の改訂版を確認する
gesternを前へ出したら?第二位は「二語目」じゃないんだ
助動詞と過去分詞が見つかったら、次は位置。
ここで扱う基本の平叙主文では、主語に合わせたhabeやbinが第二位に来て、過去分詞は文末に置かれる形を見よう。
Ich habe gestern Deutsch gelernt.
この文は、Ichの次にhabe。後ろのgelerntを見つけると、二か所に分かれていることが分かるね。
では、昨日という言葉から始めると、どうなる?
Gestern habe ich Deutsch gelernt.
昨日、私はドイツ語を勉強しました。
前へ出したgesternの後にhabeが来て、主語ichはその後になる。gelerntは、今回の基本文では文末のままだよ。
ここで、主語を必ず先頭に置こうとすると、Gestern ich habe…という並べ方へ進みやすい。主語の場所だけ覚えるのではなく、habeが第二位に来るところを見よう。
ただ、この第二位は、すべての文で二語目という意味ではないんだ。
Am Montag habe ich Deutsch gelernt.
月曜日に、私はドイツ語を勉強しました。
Am Montagは二語だけれど、ここでは月曜日に、という一つのまとまりとして先頭にある。その次にhabeが来るよ。
一語ずつ番号を振って、habeが三語目だから間違い、と判断しないでね。
まとまりで区切るなら、Am Montag / habe / ich / Deutsch / gelernt。先頭のまとまり、その次の助動詞、文末の過去分詞を見つけると考えやすい。
gehenの文でも比べよう。
Gestern bin ich zum Bahnhof gegangen.
昨日、私は駅へ歩いて行きました。
先頭に昨日を置いても、助動詞がhabenへ変わるわけではない。動詞と文の意味から選ぶこと、主語に合わせた形、文の中の位置。それぞれ別の仕事なんだ。
今日の練習では、肯定の短い平叙主文に絞っているよ。疑問文や副文まで同じ位置だと広げないでね。別の型を練習するときは、その型の語順を確認する必要がある。
ノートでは、先頭に置くまとまりを四角で囲む方法もある。昨日から始めるか、私から始めるかを変えて、それでもhabeやbinがどこへ来るか見比べよう。語の数に迷ったところも、まとまりで確認できるね。
一文ずつ直そう。助動詞・過去分詞・場所を順番に見る
説明を読んだ後、長い作文へ急がなくてもいいよ。ここまでの二つの動詞で、短い書き換えをしてみよう。
以下はこの記事用に作った練習で、紹介する本から問題を転載したものではありません。
一つ目。主語を変える練習。
Ich habe gestern Deutsch gelernt.
この文の私は、を私たちは、へ変えるなら、Wir haben gestern Deutsch gelernt。habeをhabenへ変える。gelerntはそのままだね。
二つ目。同じく主語を変えるけれど、gehenの文。
Ich bin gestern zum Bahnhof gegangen.
私たちは、へ変えるなら、Wir sind gestern zum Bahnhof gegangen。binをsindへ変えるよ。gegangenは同じ。
二つを並べて、habenの組とseinの組で、前の形の変え方が違うと確かめよう。
三つ目。昨日から文を始める練習。
Wir haben gestern Deutsch gelernt.
書き換えると、Gestern haben wir Deutsch gelernt。今度はhabenの形を変えず、置く場所を見直す。主語wirの前に助動詞が来るね。
四つ目。駅へ行った文を、月曜日から始める。
Wir sind am Montag zum Bahnhof gegangen.
書き換えると、Am Montag sind wir zum Bahnhof gegangen。am Montagというまとまりが先頭へ移り、文の最初なのでAmと大文字で書く。sindとgegangenは、この書き換えでは同じ形だよ。
あれもこれも変えようとすると、どこで迷ったか分からなくなりやすい。だから、今は一回に一つ。主語を変えるのか、先頭のまとまりを変えるのか、先に決めてから書こう。
答えと違ったら、三つの場所を分けて見てみて。
助動詞を選ぶところ。主語に合わせた助動詞の形。過去分詞と語順。
たとえば、Wir habeと書いていたら、主語に合わせる形を確認する。Ich habe … gegangenと書いていたら、gehenの完了で使う助動詞を確認する。gelerntを途中に置いたら、今回の主文の文末を確認する。
「現在完了が分からない」という大きな迷いを、今直せる一か所に分けよう。動詞を新しく増やす前に、この二つで正しい組を作れたか確かめると、次の練習へ持っていく疑問もはっきりするよ。
今日の二文から、教材の現在完了形の課へ進んでみよう
今回の説明は、IDSの現在完了の定義と、habenとseinの選択の説明、Goethe-Institutの文法案内、Dudenの動詞の形を参考にしています。例文と練習はこの記事で作ったものだよ。
日本語の教材で復習する候補は、森泉著、ベレ出版の『[音声DL付改訂版]しっかり身につくドイツ語トレーニングブック』。今回確認した紙の改訂版はISBN9784860648008、2025年8月23日発売、A5判、408ページです。
出版社の書籍紹介から目次を見られるよ。公式目次で、第4課はsein、haben、werdenを扱う現在形、第25課は現在完了形。巻末には解答と主要不規則動詞変化表も案内されている。
助動詞の現在形で迷ったら第4課、現在完了の形を練習したいなら第25課というように、自分の疑問から開く場所を探せるね。ただし、ここで紹介した自作例と同じ文や問題が本にある、という紹介ではありません。第25課の全文や音声の中身は未確認だよ。
音声DL付改訂版なので、古い版やCDの付いた別の版と混ざらないよう、ISBNと音声の形式を確認してね。音声を利用するときは、購入した本と出版社の案内を見て準備しよう。
すでに同じ文法項目を扱う教材があるなら、まずその現在完了のページを開いてもいい。今日作った二文を横に置き、自分の教材の説明と見比べよう。
次に増やす動詞も、辞書で過去分詞と助動詞を一組で確認する。その一組へ主語の形と語順を合わせる。今日の二文から、その順番を持っていけばいいんだ。
昨日したことを、ドイツ語でひとつ伝えたい。
その一文が書けるところから始めよう。habeなのかbinなのか、後ろは何の形か。さっき止まった二か所を見つけたら、もう一度自分の手で並べてみてね!