ドイツ語のdu・ihr・Sieはどう使い分ける?人数と動詞、sieとの違いを例文で見よう

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ドイツ語で「あなたはドイツ語を勉強していますか」と聞きたい。duを使った文は見つかったけれど、別の例文にはSieがある。

えっ、どっちも「あなた」なの? しかも二人へ話すなら、また形が変わるの?!

まず分けたいのは、親しい相手へ話すdu・ihrと、敬称のSie。duは一人、ihrは複数へ使い、敬称のSieは一人にも複数にも使うよ。人数だけで決めるのではなく、相手との呼び方も関係するんだ。

さらに、小文字のsieには「彼女」や「彼ら・彼女ら」という別の意味がある。ここでは短い自作例文で、話す相手、人数、動詞、大文字と小文字の順に分けていこう。知らない単語を大量に増やさずに、最初の一文を作ってみようね。

目次

一人ならdu、二人ならihr?その前に、相手への呼び方を選ぼう

日本語の「あなた」を見て、すぐにduと置き換える。そのやり方だと、敬称のSieを使いたい場面が抜けてしまうよ。

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duは親しい一人へ話すときの形、ihrは親しい複数の相手へ話すときの形。敬称で相手へ呼び掛ける場合は、一人であっても複数であってもSieになる。この「Sieは人数で形を分けない」が、最初につかみたいところだね。

どういう相手へ話す? 主語にする形 今回の覚え方
duで呼び合う一人 du 親しい相手、一人
duで呼び合う複数 ihr 親しい相手、複数
敬称で呼ぶ一人 Sie 敬称、人数は一人でもよい
敬称で呼ぶ複数 Sie 敬称、人数は複数でもよい

あ、二人になったから全部ihr、ではないんだね。先に相手との呼び方を考えて、その中で人数を見よう。敬称で二人に話すなら、Sieという選択が残るよ。

ゲーテ・インスティトゥートの初級教材は、家族や友人などのduと、まだよく知らない大人などへのSieを紹介している。また、職場では異なる慣習があることも説明しているよ。

ただし、この教材の例を、すべての地域・世代・会社で通用する絶対の表にしないでね。相手や組織からduで話すよう案内されているなら、その状況がある。見た目の年齢だけで、自動的に決まるとも考えないでおこう。

初めて会う大人への呼び方が分からないなら、敬称のSieを最初の候補にして、相手の案内やその場の慣習を確かめる方法がある。距離を縮めたい気持ちだけで、先回りしてduに変える必要はないよ。

練習するときは、相手の場面を一言だけ日本語で添えてみよう。「duで話す友人一人」「duで話す友人二人」「敬称で話す相手」。単語の訳だけでなく、誰へ話しているのかを残せるね。

この段階では、うまい自己紹介や長い挨拶を全部作らなくても大丈夫。まず主語を選ぶ練習に絞る。呼び方を決める問題と、動詞の語尾を作る問題を同時に抱えすぎず、一つずつ進めよう。

duをSieへ替えたら、動詞も替わるよ。lernenで三つ並べよう

「あなた」をSieに直したら完成、とはいかないんだ。主語が替わると、一緒に見るところがある。動詞の形だよ。

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ここではlernen、学ぶ・勉強するという動詞を使う。現在形の三つを、文として並べてみよう。

自作の例文 ここで表す相手 動詞の形
Du lernst Deutsch. duで話す一人の相手 lernst
Ihr lernt Deutsch. duで話す複数の相手 lernt
Sie lernen Deutsch. 敬称で話す相手 lernen

どれも、ここでは「あなた/あなたがたはドイツ語を勉強しています」という意味で作った例。最後のSieは敬称として読む場面を指定しているよ。文だけで見たときの曖昧さは、後で確かめよう。

duの文ならlernst、ihrならlernt、Sieならlernen。同じDeutschを学ぶ話でも、誰に向けた文かで、前の部分が替わるんだね。

たとえばDu lernst Deutsch.を敬称へ替える練習なら、DuをSieへ替えて、そのあとlernstをlernenへ替える。Deutschはそのままでいい。全部の単語を新しくするのではなく、必要な二か所を見るんだ。

ここで「一人の相手だから、Sieでも単数の語尾にするのかな」と迷いやすい。敬称のSieでは、一人へ話す場合も三人称複数と同じ動詞の形を使うよ。相手が一人だからSie lerntにする、という決め方はしないでね。

ihrのlerntも、最後のtだけを見て、何でもその形にそろえなくていい。動詞には不規則な変化もあるので、lernenの三つをすべての動詞の完成形として広げないこと。別の動詞へ進む日は、その動詞の現在形の表で確かめよう。

まず練習するなら、三行を縦に書き、主語と動詞を一組ずつ線で結んでみる。duとlernst、ihrとlernt、Sieとlernen。Deutschまで含めて全部に印を付けるより、今見たい二つの関係が残るね。

一行ずつ隠してから書き直す方法もあるよ。正しく書けたかだけで終えず、迷ったのは主語か、動詞かを見てみよう。主語は選べたのに語尾が出なかったなら、次に戻るのは呼び方の説明ではなく動詞の変化表になる。

sieは彼女?彼ら?Sieはあなた?文の途中へ置くと違いが見える

ここからが、見た目に惑わされるところ。sieとSieは、大文字か小文字かだけで全部が片付くわけでもないんだ。

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小文字のsieには、三人称単数の女性を受ける形と、三人称複数の形がある。敬称のSieは、それらとは別に、話し掛ける相手を表すよ。

今度は、文の先頭をHeute、今日、にして、自作の例を見てみよう。

例文 今回の読み方
Heute lernt sie Deutsch. 今日は、彼女がドイツ語を勉強する
Heute lernen sie Deutsch. 今日は、彼ら・彼女らがドイツ語を勉強する
Heute lernen Sie Deutsch. 今日は、あなた・あなたがたがドイツ語を勉強する、敬称

一行目と二行目では、sieは小文字のまま。でも動詞がlerntとlernenで違う。三行目はSieが大文字で、いま話している相手へ向けた文だと分かるね。

なるほどっ、動詞も手がかりになる! 小文字だけを見て「彼女」と決めず、その後ろや前にある動詞と組で見よう。特にlernenのような形は、複数のsieと敬称のSieで共通しているよ。

では、Sie lernen Deutsch.と文の初めに置いたら? 文頭は大文字になるので、敬称のあなたを指すのか、三人称複数の人たちを指すのかを、この一文の見た目だけでは決められない。前後の文で、誰について話しているかを確かめる必要があるんだ。

Sie lernt Deutsch.なら、現在形のlernenの変化から、ここでは三人称単数の「彼女」が手がかりになる。文頭が大文字という理由だけで、敬称のあなたとは読まないよ。

この差を練習するなら、例文の横に「誰かへ直接話している文」「その場の相手ではない人たちについて話す文」と、日本語で場面を添えてみよう。訳語のあなた・彼らを暗記するだけでなく、文が向いている方向を確認する方法だね。

読んでも相手が特定できないときは、想像で一人に決めなくていい。前の文に出た名前や複数の名詞を探し、代名詞が何を受けているかを見よう。資料にない人物像を足さず、分かるところと、まだ文脈が必要なところを分けておけるよ。

小文字のduは失礼?敬称を選ぶことと、大文字にすることを分けよう

メッセージの中でDuと大文字になっているのを見たら、「小文字で書いたら失礼だった?」と気になるかもしれないね。

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Dudenの正書法の説明では、duやihr、その関連する形は原則小文字。一方、手紙やメールなどで相手へ個人的に呼び掛ける場合には、大文字にすることも認められているよ。

だから、友人への手紙にDuがあっても、それだけで敬称のSieへ変わったわけではない。呼び方としてはduの関係のまま、書き方に大文字の選択があるんだね。

敬称のSieと、それに対応するIhrなどは大文字にする。こちらはduの個人的な手紙での任意の大文字表記と、同じルールとして覚えないようにしよう。

練習文を作る日は、duとihrを小文字で覚え、敬称のSieは大文字と分けておくと、今回の違いを見やすい。文章の先頭に来たら大文字になることは、もちろん別にあるよ。

たとえば、Heute lernt ihr Deutsch.のihrは、親しい複数の相手を主語として表している。ところが、敬称で「あなたの」を表すIhrという形もある。小文字と大文字だけを消して覚えると、こういう違いが見えなくなるね。

ただし、今回の主役は、文の主語になるdu・ihr・Sie。Ihrの後ろへ名詞を置く場合の語尾まで一度に広げなくて大丈夫。所有を表す語と人称代名詞は、別の確認箇所として残しておこう。

入力するときは、自動で大文字になったところにも目を向けてみよう。文頭以外のsieを、入力機能が勝手に敬称のSieへ直したまま送れば、意図が変わる場合がある。文章を読み返す際は、大文字が多いほど丁寧、という基準にしないでね。

声だけなら大文字と小文字は見えない。Sieとsieを聞いたときには、話している場面や、その前までに誰が出てきたかも必要になる。綴りだけで理解できるようになる練習と、会話の相手をつかむ練習を、同じものとして済ませないようにしよう。

三つの問いで書き直してみよう。文法書は、迷った場所から開いていい

表は分かった気がする。でも、自分で書くとまた止まる。そこから使うために、短い練習をしてみようね。

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次の三つは、この記事で作った練習。紹介する本の問題を写したものではないよ。動詞はlernen、目的語はDeutschのまま、指定された相手へ「ドイツ語を勉強しています」という文を作ってみよう。

一つ目は、duで話す一人の友人。二つ目は、duで話す二人の友人。三つ目は、敬称で話す一人の相手。それぞれ、主語と動詞の二語を先に書いてから、Deutschを足してみてね。

答えは、Du lernst Deutsch.、Ihr lernt Deutsch.、Sie lernen Deutsch.。三つ目のSieは、敬称の相手という指定があるから選んでいるよ。

次に、三つ目の相手だけを二人に替える。どうなるかな? ここではSie lernen Deutsch.のまま。人数が増えたら、必ずihrへ替わるわけではなかったね。

最後は、Heute lernen sie Deutsch.とHeute lernen Sie Deutsch.を日本語へ戻してみよう。小文字の文は彼ら・彼女らについての話、大文字の文は敬称で相手へ話す文。動詞が同じだからこそ、綴りの違いが働いているんだ。

間違えたら、文を全部書き直す前に、「話す相手への呼び方」「人数」「主語に合う動詞」のどこで替わったかを見る。小文字のsieの読み方なら、そこに「誰についての話か」も足してみよう。

調べ直す一冊の候補が、鷲巣由美子さん著、NHK出版『これならわかる ドイツ語文法 入門から上級まで』。出版社の書誌ではA5判352ページ、紙のISBNは9784140351390だよ。小売には351Pという表記もあるため、ここでは出版社の352ページを基準にしている。

出版社は文法事項とドイツ語の索引を案内していて、小売の公開目次には動詞、代名詞、疑問詞などの項目がある。今回なら、まず代名詞、次に動詞の変化という順で、迷った場所を探す使い方ができるね。本を最初から全部読めたかで、今の一文の練習を評価しなくていいよ。

紙の本を探す人は、タイトルだけでなくISBNも合わせよう。同名の電子版や、中古品も検索に出るので、欲しい形式、商品状態、送料を注文前に確認する。ここで紹介しているのは公開書誌と目次に基づく候補で、本の全ページを読んだ使用レビューではないよ。

まとめ|誰に向けて話すかが決まると、最初の語も選べるよ

今日の一文をもう一度作るなら、最初に相手を思い浮かべよう。duで話す一人なのか、複数なのか、敬称で話す相手なのか。

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そこが決まったら、du・ihr・Sieを選び、lernenならlernst・lernt・lernenと組み合わせる。「あなた」という日本語が同じでも、相手との呼び方と動詞まで一組で考えるんだったね。

小文字のsieに出会ったら、彼女なのか、彼ら・彼女らなのかも、動詞と文脈を見て確かめよう。文頭のSieだけで、全部を敬称と決めなくていい。

ややこしく見えていた三文字にも、見る順番ができてきたね! 今日は長い自己紹介まで進めなくてもいいから、相手を替えた三行を自分で書いてみよう。主語か、語尾か、綴りか。止まった場所が分かれば、次に開くところも見えてくるよ。

出典・確認先:Duden・代名詞、lernenの活用、Sieの大文字表記、duとihrの表記、Goethe-Institut・Du oder Sie教材、NHK出版・書誌。公開情報の確認日は2026年10月17日です。

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この記事を書いた人

ドイツ旅行や文化理解に役立つ情報を、信頼できる資料をもとに整理する編集部です。

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