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ドイツ語の時刻の練習で、halb achtという言い方が出てくる。achtは8。halbは半分。じゃあ、8時半?
あっ、そこ! ひとつ前の時間になるんだ。
halb achtは7時半。8時に向かう途中の半分、と考えるとつかみやすいよ。8時半なら、次の9を使ってhalb neunとなる。
数詞を知っているのに時刻で迷うのは、数字が読めないからとは限らない。何時を基準にしているかが、日本語の「7時半」と違うんだね。
今回は、半、何分過ぎ、何分前という会話の表現と、24時間で数字を読む形を分けて見ていこう。数字と例文は学習用の自作例。実際の予定に置き換える前に、まず時計の上で確かめようね。
halbの後は、これから来る時間を見る
7時半をhalb achtと聞くと、頭の中で8と30をそのまま並べたくなるかもしれない。最初は、その二つを直接くっつけず、時計の針を思い浮かべてみよう。
7時を出発して、次の8時へ向かう。その途中の半分が7時半。そこで、次の時間のachtを使うんだ。
同じ考え方なら、6時半はhalb sieben、8時半はhalb neun、9時半はhalb zehnになる。後ろに出てくる数が、今の「何時台」より一つ先だと見えるね。
| 数字で確かめる時刻 | 会話での表現 | 向かう先の時間 |
|---|---|---|
| 6時30分 | halb sieben | 7時 |
| 7時30分 | halb acht | 8時 |
| 8時30分 | halb neun | 9時 |
| 9時30分 | halb zehn | 10時 |
ここでは、午前・午後をまだ決めていない表として読んでね。halb achtは、文脈によって7時30分にも19時30分にもなる。表現だけを聞いて、朝か夜かまで全部決まるわけではないんだ。
Goethe-Zentrum Brasíliaの時刻の教材でも、7時30分と19時30分の両方にhalb achtという例が挙がっている。数字の基準をつかむことと、いつの予定かを確かめることを、一緒に進めよう。
自分で書いて練習するなら、まず7時と8時を横に置き、その真ん中に7時半を書く方法がある。頭の中の暗算だけで処理しようとせず、目に見える位置へ置いてみると、どの数字を使うかを追えるね。
間違えたときも、表現を全部書き直す前に、後ろの数が指している時間を見直してみよう。「achtだから8時台」と読んでいたなら、次に来る8時のことだと確認する。どこで取り違えたかが分かれば、その一か所から練習をやり直せるよ。
まずは自分の生活で使いそうな時刻を一つ。7時半に限らず、好きな半の時刻を一つ数字で書き、その次の時間へ矢印を付けてみよう。
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nachは過ぎ、vorは次の時間まであと何分
半の基準が見えたら、前後の分も確かめよう。
時刻の言い方では、nachはある時間を過ぎて何分、vorはある時間まであと何分、という形に使える。ここでは前置詞の意味を全部覚えようとせず、時計の上での使い方へ絞って読むね。
たとえば、自作の例として9時5分を言うなら、fünf nach neun。9時を5分過ぎている。9時50分なら、zehn vor zehn。10時まで10分という考え方になる。
同じ9時台でも、後半では次の10時が基準に出てくる。halbで次の時間を見るのと合わせて、後ろの数字が何を示しているかを見よう。
| 数字の時刻 | 会話での表現の例 | 考える順番 |
|---|---|---|
| 9時5分 | fünf nach neun | 9時を5分過ぎ |
| 9時10分 | zehn nach neun | 9時を10分過ぎ |
| 9時15分 | Viertel nach neun | 9時を15分過ぎ |
| 9時30分 | halb zehn | 10時へ向かう半分 |
| 9時45分 | Viertel vor zehn | 10時まで15分 |
| 9時50分 | zehn vor zehn | 10時まで10分 |
Viertelは四分の一。時刻のここでは、一時間の四分の一で15分だよ。15分と45分のところを見比べると、nachとvorの違いが数字でも見えるね。
読みながら混ざってきたら、最初はnachとvorだけに戻していい。9時5分と9時50分の二つを書いて、一方は9時から何分進んだか、もう一方は10時まで何分残っているかを見る。
一度に全部の時刻を言おうとすると、数詞を探す作業と、基準の時間を選ぶ作業が重なる。まずは分の数字が簡単な例で、考え方を確かめる方法がおすすめだよ。
実は、nachとvorの基準になるのは、ちょうどの「何時」だけじゃない。半の時刻を基準にする言い方もあるんだ。Goethe-Institutの公開レッスンプランには、7時25分と7時35分を、7時半の前後として説明する例が載っている。
これを別の時間に置き換えてみよう。次の三つは8時半の前後で作った練習用の並びだよ。
| 数字の時刻 | 半を基準にした表現 | 基準との関係 |
|---|---|---|
| 8時25分 | fünf vor halb neun | 8時半の5分前 |
| 8時30分 | halb neun | 9時に向かう半分 |
| 8時35分 | fünf nach halb neun | 8時半の5分後 |
わ、vorの後ろにhalbまで付いた! でも、まとめて読むと筋は同じ。まずhalb neunを8時半へ戻し、そこから5分前か、5分後かを考えるんだ。
8時25分のneunを見て、9時から5分引いてしまうと8時55分になってしまう。ここで基準になっているのは9時そのものではなく、halb neunという一まとまり。ノートではこの二語を囲んで、その外に「5分前」と書くと、どこから引くのかを追えるよ。
最初からこの言い方まで一気に暗記しなくて大丈夫。半が分かってから前後へ広げる練習にしよう。nachとvorを見ただけで後ろの数字をすぐ時刻へ変えず、基準になる言葉を最後まで読む。それが、次の一歩だね。
書く順番に迷うなら、先に数字で9:50と書き、次の10時を隣に置く。そこへ「あと10分」とメモしてからドイツ語にする。日本語の9時50分を一語ずつ置き換える方法とは、違う道筋で考えられるね。
24時間の読み方は、時・Uhr・分の順で
会話の半や何分前を見ていると、駅の時刻まで全部その形へ直さなければ、と感じるかもしれない。
でも、24時間表記を数字で読む形もあるよ。
Goethe-Zentrum Brasíliaは、駅や空港などの時刻の読み方として、時の数字、Uhr、分の数字という並びを紹介している。たとえば数字で17:14と書かれていれば、siebzehn Uhr vierzehnという形だね。
ここからは、自作の例で比べてみよう。19:30ならneunzehn Uhr dreißig。会話のhalb achtも、夕方以降の文脈では同じ時刻を表せるけれど、数字の読み方と、次の時間を基準にする言い方を分けて練習できる。
9:50を読むならneun Uhr fünfzig。前の表で見たzehn vor zehnと、表している時刻が同じになる。言葉の並びが違っても、数字へ戻して照らし合わせられるね。
| 数字 | 数字を順に読む例 | 会話での表現の例 |
|---|---|---|
| 9:50 | neun Uhr fünfzig | zehn vor zehn |
| 19:30 | neunzehn Uhr dreißig | halb acht |
| 20:30 | zwanzig Uhr dreißig | halb neun |
午後の予定をはっきり残したいときは、数字の表記と一緒にメモしておく方法がある。halb achtとだけ書いて、朝か夜かを後から考えるより、19:30と予定の文脈も残しておける。
旅行の予定へ使うときは、利用する日の切符や運行情報にある数字で照らし合わせよう。特に夜の予定は、19と7の両方が同じ会話表現につながるから、日付と午前・午後まで一緒に残しておきたいね。
書かれた数字の後ろにUhrが付いている場合と、声に出して読むときのUhrの位置も見ておこう。例えば19:30 Uhrという表示を読むときは、neunzehn Uhr dreißigの順になる。表示された位置をそのまま声の語順にするとは限らないんだ。
旅行前に練習するなら、架空の時刻を三つノートへ書くところから始められる。9:50、19:30、20:30など、今見た数字でもいい。予約の画面を操作しなくても、数字の読みと会話表現を照らし合わせる練習はできるよ。
何時ですか、と何時に始まる、を分けて練習する
時刻だけを言えるようになったら、短い文の中へ入れてみよう。
今の時刻をたずねる基本の表現に、Wie spät ist es? がある。答える形の例は、Es ist halb neun. で、8時半ですという意味になる。
ここからは、同じ8時半でも、予定の開始時刻を伝える例に変えてみるね。次の二文は学習用に作成したもので、実在する講座の案内ではないよ。
Wann beginnt der Kurs? 講座は何時に始まりますか。
Der Kurs beginnt um halb neun. 講座は8時半に始まります。
二文目では、時刻の前にumを置いて、何時に、を表している。今の時刻を答えるEs istの文と、予定が何時に始まるかを言う文を並べてみよう。
同じhalb neunでも、文全体で伝えていることが変わる。時刻表現の意味だけを暗記するより、その文が今の時計を説明しているのか、予定の時刻を伝えているのかも見てみよう。
最初は、文の中で変える場所を一つにすると考えやすい。予定の例文なら、umの後の時刻を、数字で確かめた別の時刻へ変える。そのときに朝か夜かも自分のメモへ残す。こうすれば、何を入れ替えて練習しているかが見えるね。
実際の待ち合わせなどで意味がはっきりしないときは、分かったふりで時刻を決めず、数字で示して確かめる方法もある。聞こえた表現と、自分が書いた時刻が同じかを相手と確認するためだよ。
例えば、夜の講座を想定した練習なら、答えの横に20:30と書いてみよう。um halb neunという言葉と、数字の20:30が対応しているかを見る。朝の講座を想定するなら8:30。時刻の言葉を入れ替えるだけでなく、予定の設定も一緒に合わせるんだ。
練習の順番は、時刻だけ、短い答え、予定の文、というように少しずつ広げられる。先に長い会話を丸ごと覚えなくても、時間の部分を読み替える練習から始められるね。
なお、声だけから朝と夜を必ず聞き分けられる特別な読み方が、halb acht自体に入っているわけではない。何の予定を話しているか、その前後の情報も一緒に読むことを忘れずにね。
ここで、表を少し隠して答え合わせしてみない? 次の三つは、ここまでの言い方だけで考えられる自作の問題だよ。①9時半、②9時45分、③夜の9時半を24時間の数字で読む。先に数字の基準をメモしてから、ドイツ語へ進んでみよう。
答えは、①halb zehn、②Viertel vor zehn、③einundzwanzig Uhr dreißig。①と②は、どちらも次の10時が基準。③は21時の21をそのまま読んでいる。
あれ、③だけ数詞で詰まった? それなら時刻の仕組みと、21という数字の言い方を分けて練習しよう。21はeinundzwanzig。1と20をつなぐ順番になる。時刻が分からないのか、数詞を思い出している途中なのか。間違えた場所を小さくすると、見返すページも選びやすいよ。
教材を選ぶなら、時刻の課と音声・解答の条件を見る
もっと練習したいとき、時刻を扱う教材の候補として、三修社の『アプファールト〈ノイ〉 スキットで学ぶドイツ語』がある。
飯田道子・江口直光の著書で、出版社が公開する目次では第2課に時刻と、時を表す表現が含まれている。巻末の語彙にも時刻の表現が挙がっているため、今回の題材から続ける入口を探せるよ。
ここは本の目次と紹介を確認した案内で、この記事の例文を本から抜き出したという意味ではない。本の本文全体や音声を通して学習した体験談でもないよ。
書誌ではB5判、88ページ、全10課、ISBNは9784384122817。時刻だけの専門書ではなく、初級の文法や会話を扱う大学教科書として案内されている。自分が欲しい教材の形に合うかを見て選ぼう。
音声については、出版社のページにダウンロードとストリーミングへの案内がある。一方、2023年3月発行の第7版から、CDの添付は取りやめたと記載されている。CDが必ず入っているつもりで買わず、注文する本の版と利用方法を確かめたいね。
練習問題の解答などを含む教授用資料には、採用した先生向けという条件もある。学生用の一冊を買えば、先生用の解答や資料が全部そろうとは考えないようにしよう。自習で使いたい人は、答え合わせをどう行うかも含めて購入前に見るといい。
楽天で確認した販売ページは、著者名とISBNが同じ紙の本。商品名の表記が少し違って見える場合も、作者、出版社、番号を照らし合わせよう。届く版や付属品、在庫や発送予定は、その店の案内で確認してね。
今日はまず、7時半を数字で書いて、その隣にhalb achtを置いてみよう。8の手前の半分だと見えたら、次に8時半と並べる。その二つを一度、自分の言葉で説明してみるところから始められるよ。
分を全部覚える前に、基準になる時間をつかむ。そこへnach、vor、数字を読む形を少しずつ足していこう。聞こえた8をそのまま8時半にせず、時計を一緒に見直す。その小さな確認から練習していこうね!
出典:Goethe-Institut・時刻の公開レッスンプラン(PDF)、Goethe-Zentrum Brasília・会話の時刻表現、数字で読む時刻表現、三修社・教材の目次と付属情報。公開情報の確認日は2026年10月15日です。数字や文は、実際の予定やダイヤとして利用するものではありません。